みかんの食べ過ぎは注意？みかんは1日何個まで？

コラム

みかんは美味しくて栄養価も高い果物で健康に良い役割をしてくれます。但し、健康になるからと言ってもみかんの過剰な食べ過ぎは逆に健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
みかんを食べる時は、適切な摂取量を守りつつ、みかんの健康効果を最大限に活かすために知っておくべきことがあります。

今回は「みかんを食べすぎるとどういった体の影響が起きるのか」、「みかんの適した1日の摂取量は？」という点をご紹介します。

みかんを食べ過ぎるとどうなる？

みかんは栄養価が多く含まれている為、何個も食べることで身体が元気になるのではと思っている方も多いのではないでしょうか。
結果はそういったことではありません。みかんは多く食べれば食べるだけ健康に良いということではなく、適切な量を食べることが良いです。
何故みかんの食べすぎが悪いのでしょうか。
みかんを食べ過ぎると、いくつかの健康上の影響が出る可能性があります。以下に、みかんの過剰摂取に伴う主な影響をまとめました。

太るリスク

みかんを食べ過ぎることで太ってしまう可能性があります。
みかんのカロリーは100グラムあたり49kcalです。他の果物と比べると以下の通りです。

・リンゴ 53kcal
・いちご 31kcal

みかんは低カロリーかつ高い栄養価を持つ高スペックな果物です。みかんのみではないですが、食べ過ぎることでカロリー摂取が多くなるため、太ってしまいます。また、みかんはデザートなどご飯とは別で食べるケースが多いです。そのため、ご飯の他にみかんをたくさん食べてしまうと太る可能性が高くなります。

ビタミンC中毒

みかんはビタミンCの豊富な資源ですが、過剰に摂取するとビタミンC中毒の症状が現れる可能性があります。ビタミンC中毒は腹痛・吐き気・下痢など、みかんを食べ過ぎることで身体に悪影響を起こしてしまいます。

※一日の適切なビタミンC摂取量は1000mg未満です。

柑皮症（かんぴしょう）

みかんを食べ過ぎることで「柑皮症（かんぴしょう）」になる可能性があります。
「柑皮症（かんぴしょう）って何？」という人も多いと思いますが、みかんの食べ過ぎることで手や顔など肌が黄色くなったという話を見たり聞いたり体験したりしたことはありますでしょうか。それが柑皮症（かんぴしょう）です。
※柑皮症（かんぴしょう）とは、みかんなどの柑橘類に含まれるカロチン（カロテン）という色素が顔の皮膚、手のひら、足の裏などに沈着したもので、黄色く見えることから柑皮症と呼ばれています。

柑皮症の原因は？

柑皮症の原因は、カロチン（カロテン）の摂りすぎが原因です。カロテンは植物に存在する色素の一種で、特にみかんや黄色い野菜や果物に多く含まれています。
これは体内でビタミンAに変換される物質で、夜盲症や皮膚乾燥症、また動脈硬化を予防してくれる役割をしてくれます。
カロチン（カロテン）を摂取することはとても大事なことですが、摂りすぎてしまうと柑皮症になってしまいます。

カロチン（カロテン）が多く含まれている食べ物は？

カロチンはミカンの他に以下の食べ物にも多く含まれています。

・にんじん
・かぼちゃ
・さつまいも
・マンゴー
・スイートポテト
・とうもろこし
・ウニ

柑皮症の治し方はある？

柑皮症になってしまった際、どのように治したらよいのでしょうか。
柑皮症の治療に特別な治療法はないため、以下の方法で治せるか試してみてください。

①カロチンの摂取量を減らす
カロチンの摂取量を減らすことで、約数か月で徐々に通常色に戻ってきます。

②洗浄と冷却
清潔な冷水で洗浄することで症状の緩和に役立ちます。

もし、上記項目を試してみても治らない場合は、病院に行って他の病気ではないか相談してみてください。

みかんは1日何個まで

みかんを食べ過ぎると健康に悪影響が起きるということは理解いただけたでしょうか。
「みかんは１日何個までにすると良いのか」については1日摂取量の目安は2個までと考えてよいでしょう。
厚生労働省や農林水産省が推奨する1日の果物の摂取量は約200gです。
みかんは1個あたり100gの為、2個までにしましょう。

まとめ

今回の記事では、「みかんの食べ過ぎは注意⁉みかんは1日何個まで?」という内容をご紹介しました。
みかんは健康に良いと思っている方が多い中、たくさん食べることで身体が元気になると思っている方も多いでしょう。

みかんを食べ過ぎることで健康に悪影響になってしまう可能性があります。
メジャーなところだと柑皮症（かんぴしょう）。そのほかに腹痛や下痢、吐き気です。
また、みかんの摂取量は1日2個までが理想です。みかんはついついテーブルに置いて何個も食べてしまいます。
みかんを食べる際は1日2個までと決めて、意識しながら食べることでより健康な体が手に入ります。

今回の記事で理解した内容は意外と知らない方が多いため、自分の為や明日職場や学校などで話題にしてみてはいかがでしょうか。

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